宇佐﨑の地名の由来
宇佐﨑の起名に関する諸説
- 宇佐﨑:古く赤松貞範姫山城主の時、武部無射(たけべのむしゃ)の的を立てし所、故に無射﨑(むしゃざき)といふ。後に別宮の由縁、宇佐の名を借りて「宇佐﨑」に改む。
(出典:村名故事記、里翁説、播磨鑑) - 宇佐﨑:もと「武射﨑(むしゃざき)」といひしとなん。昔はこれにて松原の武射的(むしゃてき)ありしとかや。
(出典:木庭記) - 歩射﨑(むしゃざき):今、宇佐﨑と書く。松原八幡宮の神事に守護の家人等、此処に歩射(むしゃ)す、故に此名あり。事は彼の社記に詳し。
(出典:古跡便覧、事始経歴考)
用語の定義(国史大辞典)
- 歩射(むしゃ):すべて歩立(かちだち)にて射る、大的・小的・草鹿・円物等の総称也。騎射(きしゃ)に対して「歩射」とは別也。
- 奉射(むしゃ):神前にて法楽のため大的を射るをいふ。神に手向奉るの意也。室町時代以後此称あり。
名称の変遷と記録
乃ち宇佐﨑はもと「歩射﨑(むしゃざき)」の意なりしを、後に「奉射﨑(むしゃざき)」の意にとりて松原八幡神社の故事と為せしにや、尚考ふべし。武射の郡名は上総にもあり、而して現称「宇佐﨑」に改めしは、同地妙覚寺年代記に「歩射﨑邑、仁和乙巳年 宇佐﨑村と改む」とあれども、是亦詳かならず。
(出典:飾磨郡誌)
